グランドキャニオン周辺の絶景スポット
北アメリカは広大な面積を持ち、様々な絶景スポットを有しているのは多くの人が知るところですが、あまりにも広大過ぎてなかなか全体を知ることは難しいことですね。
個人的には北米のカリフォルニア州サンディエゴに約1年半ほど住み、その間に南カリフォルニア州及び周辺の州のいくつかの絶景スポットを回ることができましたが、それぞれの景色が初めて見るものばかり、日本では到底見ることができないような雄大な絶景スポットの数々に、感動しまくりでした。
カリフォルニア州もまた広大であり、なかなか全容を知ることは難しいですが、南カリフォルニア周辺及びアリゾナ州、ユタ州にはグランドキャニオンはもとより、ブライスキャニオン、ホースシューベント、アンテロープキャニオン等の多くの国立公園が点在し、訪れるものに魅力たっぷりの絶景と大きな感動を与えてくれています。
グランドキャニオン国立公園もブライスキャニオン国立公園も、言葉では表せない魅力があり、現地で見て肌に触れることによって、その雄大さ、魅力のすばらしさを実感できるものと確信しています。
今回まずはグランドキャニオンとブライスキャニオンという二つの国立公園について紹介しましょう。
グランドキャニオン国立公園
グランドキャニオン国立公園はアリゾナ州北部に広がる広大な渓谷、渓谷の幅はなんと最大30㎞弱、長さは500㎞近くに及ぶ、谷の深さも平均1200m程度で最深部に至っては2000m近くに達するというとてつもない渓谷なのです。
入園料は車で入場の場合1台に付き35ドル、バイクの場合1台に付き30ドル、徒歩で入場の場合は一人に付き20ドル(いずれも支払い後7日間有効)
出典元:Grand canyon national park service (URL:Fees & Passes – Grand Canyon National Park (U.S. National Park Service) (nps.gov))2020/12/20
あまりの広さに見学スポットは東側のごく一部に限られますが、コロラド川をはさんで北側をノースリム、南側をサウスリム、道路や施設が整備されているのはサウスリムで一般的に人気が高いのがサウスリムのようです。
観光の玄関口となっているサウスリムにはグランドキャニオンビレッジがあり、鉄道駅はじめ、レストランやホテル、ロッジがあります。
流石に人気の高いグランドキャニオンなので、相当前から予約を抑える必要があるようですが、時間がない場合にはキャンセル待ちをする方法もあるようです。
園内のビジターセンターやビュースポットへの移動は、無料のシャトルバスが便利です。
ビジターセンターにはパンフレットやマップ、模型の展示などあり、日本語のパンフレットも用意されていました。
展望スポットはいくつか用意されていますが、一番人気はビジターセンターから歩いて5分程度のところにあるマザースポットですね。
はるか遠くにかすむノースリムを含め、雄大な絶景を堪能できます。
最高のお勧めは夕日のグランドキャニオンです。
グランドキャニオン渓谷が夕日に染まる景色は、昼間の太陽光を浴びている渓谷とは全く違った顔を見せてくれます。
渓谷が赤黒く染まるような神々しい景色はきっとあなたの目に焼き付き、いつまでも記憶に残ることでしょう。
ウエストリムにサンセットビューポイントがありますが、多くの人がシャッターチャンスを求めて押し寄せることもあり、早めに場所を確保するのがベストのようです。
特に車で行く場合には駐車場を確保する意味からも早めに行く必要があります。
グランドキャニオン国立公園内にはトレイルコースも用意されており、体力、脚力に自信のあるあなたは、谷底まで降りてみるのも、また違った感動に出会うことができるでしょう。
難点はトレイルコースにはトイレがありません、従ってビジターセンターなどを使用することになります。
どうしてもという場合には汚物やティッシュなどは必ず持ち帰らなければならないようです。
アトラクション
また他にも様々なアトラクションが用意されています。
①ミュールツアー
馬とロバの交配種であるミュールというラバに乗って2~3時間の周遊をするツアー、難点はお尻が痛くなるとか・・・ガイドさんの英語の理解力も必要ですね。
②ラフティング
コロラド川の激流をゴムボートで下るラフティング、スリル満点のようです。
プランとしてはサウスリム発着の日帰りから、400~500kmを野営しながら数日掛けて下る本格的なものまであるようです。
③空から丸ごと独り占め
セスナやヘリコプターを使って、上空からの絶景を独り占めできるツアー、フライト時間は凡そ30分程度とのこと。
④空中散歩のスカイウォーク
公園域外になりますが、ウエストリムにあるアーチ形状の渡り廊下で、床が強化ガラスで作られていて、はるか真下の谷底を覘き見ることができます。
スリル満点のアトラクションで爽快な気分になれるでしょう。
訪問の時期
訪問の時期としては天候の安定している4~5月でしょう。
6月以降8月ころまでは相当暑くもなり、雷雨も多くなるようです、又9月以降10月ころは涼しくなるようですが、11月以降になると氷点下に張ることが多くなり3月ころまでは雪が降ることもあります。
何しろ標高が2000m以上ですから、夏でも昼夜の寒暖差は大きく、帽子や寒さ除けなども準備した方が良いでしょう。
ブライスキャニオン国立公園
ブライスキャニオン国立公園はユタ州にあり、園内には柱状の岩峰が一面に立ち並ぶ神秘的な光景を見ることができます。
入場料は車で入場の場合は車1台当たり25ドル、従って大人数がお得!
車でなく入場の場合は一人12ドル
年間パスが80ドルで用意されています。
浸食により、多数の奇岩が柱状になってできたものと言われており、長~い年月によって形作られたもののようです。
ブライスキャニオンはユタ州の南西部に位置していますが、他にも有名なザイオン国立公園もあり、観光の拠点を選ぶなら、アリゾナ州とユタ州の境にあるカナブという町がお勧めです。
州境のカナブを拠点にすることで、2-3日の間に多くの絶景に出会うことができるでしょう。
絶景スポット
①岩の大橋「ナチュラルブリッジ」
ブライスキャニオンの入り口を入るとまもなく見えてくるナチュラルブリッジ、大きな岩の真ん中に開けられた大きな穴があり、穴の開いた岩がまるで大きな橋のように見えるので、この名前が付いたようです。
それにしてもこの無数に立つ柱状の奇岩やナチュラルブリッジのような奇岩を眺めているだけでとても癒されます。
②最高点「レインボースポット」
ブライスキャニオン国立公園の一番奥には、標高2700mの一番高いポイント「レインボースポット」があります。
ここから見るブライスキャニオンの景色は、奇岩群を見下ろす景色になり、これまで見ていたものとはまた違った絶景を見せてくれることでしょう。
ブライスキャニオントレイル
国立公園内に「ナバホ・ループトレイル」と呼ばれるトレイルコースがあります。
全長約2㎞ちょっとの短いトレイルコースですが、奇岩群の間を歩きながら、いろいろな角度から眺められるので、心豊かに楽しめます。
又朝日や夕日に照らされた奇岩群は、またまた違った顔の絶景を見せてくれます。
サンライズやサンセットの時間に合わせて訪問すれば、とても魅力ある絶景に出会えることでしょう。
ブライスキャニオンは標高も高く、年間を通して朝晩の冷え込みが結構あるようなので、服装には気を付けたいところです。
アクセスの方法
グランドキャニオンへのアクセスはラスベガスからが一般的ですが、アクセスの方法はいくつかあります。
時間や費用を考慮しながらお気に入りを選ぶというのが一番いい選択になるでしょう。
観光バスツアーを利用
<メリット>
・多くのバス会社がラスベガスーグランドキャニオンのバスツアーを企画しており、プランのバリエーションが豊富
・飛行機によるアクセス方法に比べて安価(プランにより変動しますが凡そ200ドル前後)
・比較的手軽に参加できる
<デメリット>
・距離が長く、片道5時間以上になるため、日帰りと言っても丸一日はかかってしまう(朝発、夜着)
・長時間のバス旅のため、バス酔いする方やトイレの近い方にはお勧めできません
飛行機+バスを利用
<メリット>
・アクセス時間が短い(ラスベガス空港からグランドキャニオン空港まで約1.5時間)
・飛行機+バス利用のためおおよそ半日程度で観光ができてしまう
<デメリット>
・出費が多くなる(オプションなどによって変動あるが、凡そ500ドル程度まで)
ヘリコプター周遊を利用
<メリット>
・ラスベガスから直行しグランドキャニオン上空を周遊、上空からの雄大な景色を独り占めできる
・5時間程度のフライトなので、短時間にグランドキャニオンの概要を知ることができる
<デメリット>
・地上での感触や、地上で見る景色などを堪能することは出来ない
レンタカーを利用
<メリット>
・時間を気にせずに、比較的自由にアクセスでき、気ままに観光ができる
・ロングドライブが楽しめる
<デメリット>
・運転時間も長くなり、アメリカでの運転に自信のない方にはお勧めできません
・途中起こるトラブル等はすべてが自己責任で対処することになります
レンタカー利用をお考えの時は以下のものを準備する必要があります。
・日本の運転免許証・国際運転免許証・パスポート・クレジットカード
・レンタル料金は凡そ50ドル~車種やオプションによって料金は変動します
特に海外の交通ルールは、日本と異なる部分が多いので、レンタカーを運転される際には十分な注意が必要ですね。
オプションの選択肢
いろいろなアクセス方法があり、あなたのスケジュールや予算等を考慮しながら選択することになるでしょうが、これらの計画・手配等をすべて自分で行うのもなかなか大変なことですね
そんな時、便利なのが海外旅行のオプショナルツアーの専門会社を利用する選択肢です。
海外でのアクティビティなどを言葉の問題や、いろいろな不安の種となる心配毎を気にせずに思いっきり楽しみたいですね。
そんな時にあなたのやりたいことをカバーしながら、すべて日本語で対応してもらえることは、旅のすべてが楽しいだけのものになると確信します。
海外旅行が初めての方、或いは海外旅行中の言葉に自信のない方などは積極的にオプショナルツアー専門会社のガイドを利用するのがベストでしょう。
オプショナルツアー専門会社のプログラムには、ツアー中に発生した事故によるケガや病気に対応する保険が、面倒な手続きや追加料金の発生など必要ない状態で付加されているのが一般的です。
従って海外旅行のオプショナルツアー専門会社を検討される際には、保険のカバー範囲なども十分に注意する必要があります。
あとがき
やはり北アメリカの代表的な観光、絶景スポットであるグランドキャニオンやブライスキャニオンの国立公園は、見るものすべてが非日常的な景色で、まさに絶景というべきものと実感しました。
やはり自分のこの目で見て、近くで感じることでグランドキャニオンやブライスキャニオンの雄大さが感じられ、又圧倒され、大きな感動に浸ることができました。
グランドキャニオンのとてつもなく広大な渓谷の美しさや、ブライスキャニオンの広大な中にあって、自然の歴史によって造られた繊細に見える柱状の自然造形物の美しさ等々、目に焼き付いていつまでも記憶の中に残ることでしょう。
あなたにも是非現地に出向いてこの感動を実感してほしいものです。
コロナ禍の現状では今すぐにとはなかなか飛び出すことがままなりませんが、先を見据えてコロナが落ち着いた頃には、飛び出せるよう今から準備を進めておくことは大切なことでしょう。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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