コロナ禍をヴァーチャルで楽しむ！ファロル・サンタンデール・サンパウロ

はじめに

世界的な新型コロナウィルス問題の影響下、旅行はもちろん、展覧会など多くのイベントなども制限され、多くの国々の人々が疲弊している状況が続いており、我が国も他人事ではありません。

ブラジルでも新規感染者の拡大や、重症患者の増加など大きな社会問題になっている状況であることがニュースとなっており残念なことです。

この様な状況の中では、サンパウロを訪れて文化や歴史に触れることもできなくなっています。

サンパウロの中心部には文化やファッション、美食の中心と言われるファロル・サンタンデール・サンパウロのひときわ高くそびえるビルがあり、多くの展覧会等で多くの地元の訪問者や観光客をひきつけていましたが、現状のコロナ禍の中で臨時休業状態が続いており、入館することができません。

そんな魅力あるファロル・サンタンデール・サンパウロの再開を願っている人たちにとっての朗報が一つあります。

ファロル・サンタンデール・サンパウロのヴァーチャルツアーが2021年3月30日から開始されており閲覧は無料、当局による規制の解除されるまでヴァーチャルツアーは継続されるようです。

この機会にファロル・サンタンデール・サンパウロの展覧会を覗いてみてはいかがでしょう。

 

仮想ツアーの見どころ

ミロの不思議の園（24階）

この階はアリーン・スルタニ、カリーナ・イスラエル、パウロ・ソラ―ノによってキュレーションされ、YDreams Grobalがプロデュースと説明されています。

この展覧会のエリアでは、20世紀前半アンダルシアの作家グループに属したラファエロが、カタルーニャのジョアン・ミロ夫妻に送った文学的讃辞に基づいて作成した作品に触れ、花やエキゾチックな植物、鳥、昆虫、小動物、太陽、月、星などでいっぱいの創造の庭を見せています。

 

ナンバーフォレスト（23階）

今回の展示はフランスの芸術家・建築家のエマニュエル・モローが2017年に東京の国立芸術センターのために開発し、インスタレーションした作品で芸術・デザイン・建築を結び付けたものと説明されており、ブラジルでの最初の展覧会としてアンジェラ・マグダレイナとジュリアン・ブランダンがプロデュースしたものだそうです。

作品は100色の紙、糸を０～９までの15,000以上の数値作品で満たされており、それらは色付きの作品は空中に吊るされ、層をなしてまるで数字の森の中にいる感覚を覚えるでしょう。

 

ファッションの芸術（19階＆20階）

この展覧会はジゼル・パドインがキュレーションし、芸術とファッションの関係性が紹介されています。

バーチャルツアーではドレス、コート、アクセサリー、写真や古典と現代的なコレクションのビデオなど170点余りの展示を通して、訪問者が楽しめるよう工夫されています。

中にはココ・シャネル、クリスチャン・ディオールなどのデザイナー、ブランドがあり、一般に公開されていない珍しいものも紹介されております。

 

 

エクスフィニート（22階）

この展覧会はチリの芸術家イバン・ナバロのブラジルでの最初の展覧会で、マルチェロ・ダンタスがキュレーションし、ビジュアルアーティストのコートニー・スミスがコラボレーションしたと説明されています。

ヴァーチャルツアーにはイバン・ナバロの14点の作品が公開されており、訪問者たちを楽しませてくれるでしょう。

出典：Guia do Turismo Brasil(URL:FAROL SANTANDER SÃO PAULO LANÇA TOURS VIRTUAIS DAS EXPOSIÇÕES ABERTAS EM 2021 – Guia do Turismo Brasil) 2021/04/05閲覧
Farol Santander Sao paulo(URL:Farol Santander )  2021/04/05閲覧

 

 

 

あとがき

コロナ禍で海外旅行どころか多くのことが思うようにできない現状の中、少しでも海外の観光地や展覧会めぐりなど楽しめる環境があったら嬉しいものです。

今回ファロル・サンタンデール・サンパウロが始めた展覧会のヴァーチャルツアーも、海外旅の気分を高揚させてくれる一つになってくれることでしょう。

このヴァーチャルツアーでは、全方向を見ることも可能で、VRゴーグルを利用してよりリアルに楽しめる環境も構築されており、じっくりツアーを楽しむことができます。

海外の展覧会めぐりが大好きなあなた、ファロル・サンタンデール・サンパウロの仮想空間に身を置いてじっくり楽しんでみてはいかがでしょう。

 

 

 

 

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