海外渡航の不安を解消!心配性のあなたに贈る5つのポイント【降機~入国編】
はじめに
前回、前々回と海外旅行の準備・計画段階から、空港~機内乗り込みまでの不安材料、心配事について書きましたが、今回は搭乗機の空港到着~訪問国への入国までの流れをわかりやすく紹介しています。
目的地空港に近づいてくるころ、軽食サービスが終わった機内では訪問国に入国するための入国カードが配布され、入国カードへの記入を促されます。
飛行機が着陸するまでに必要事項を記入しておきましょう。
搭乗機が目的空港に着陸してから、入国するまでの一連の手続き等について、あなたが少しでも不安に感じていることを解消していきましょう。
搭乗機内にて
長いフライトもまもなく終わりに近づいていますね。
凡そ1時間~1時間半前くらいになると、到着まじかのアナウンスとともに、軽食のサービスが始まるでしょう。
又軽食の時間中もしくは軽食後に、機内販売の最終案内があり、お土産用の品物を買い求めることができます。
(搭乗後にも機内販売の案内はあります)
機内販売と同じころに、入国カードが配布されます。
入国カードは、それぞれの国によって様式が異なったりしますが、基本的に記入の内容には大差はありません。
参考記入例)・・ニュージーランド入国カード
・フライト番号(Flight number/Name of ship)
・搭乗機の座席番号(Aircrft Seat number)
・搭乗地(Overseas port where you boarded this aircraft/ship)
・パスポート番号(Passport number)
・国籍(Nationality as shown on passport)
・姓(Familyname/Surname)
・名(Given/First names)
・生年月日(Date of birth)・・Day/Month/Year
・出生国(Country of birth)
・職業(Occupation or job)
・連絡先または住所(Full contact or residential adress)
・Email adress
・携帯/電話番号(Mobile/phone number)
この下には居住者/非居住者別の滞在目的、滞在期間や最近1年以上滞在した国の名前などの質問項目があり、又裏面には持ち込んではいけない物品の確認等の質問が続きます。
最後に署名(Signeture)及び記入日付を書きこみ完了となります。
署名については基本的にパスポートの署名と同じです。
記入項目については、国により若干の増減はあるようです。
詳しくはそれぞれの渡航先国の記入例を事前に確認していただきたいと思います。
出典元:ニュージーランド留学情報センター
URL:https://ryugaku-joho-centre.co.nz/ryugaku-prep/immi/(24/05/20)
食後の片付けが終わると、機内販売も最後のアナウンスが告げられ終了となります。
着陸20~30分程度前になるとシートベルトのサインが点灯し、着席指示が出ます。このサイン後は着陸態勢に入るため、キャビンアテンダントの皆さんも、着席して着陸に備えます。
無事空港に着陸した機体は、ターミナルに着くまでは誘導路を移動することになる
為、ターミナルに到着するまでシートベルトサインは消えません。
機体がターミナルに接続完了するとシートベルトサインが消え、各自荷物を整えて降機を待ちます。
降機は前方の席から順次降機となります。
その後入国審査に向かうことになりますが、空港によってはバスに乗って入国審査入り口に向かう場合もあります。
尚入国審査に向かう途中には乗り継ぎのための分岐があります。
方向を間違えないようにディスプレィ案内の表示に注意して進みましょう。
乗り継ぎの案内=Transfer/Connection Flights
入国の案内=Passport controle/Immigration(入国審査)
入国審査
入国審査は各ブースに審査官が1名おり、その前に列を作って並び、順番を待ちます。入国審査ブースは居住者と非居住者用がわかれているのが一般的です。
観光客や仕事等での訪問者はすべて非居住者用ブース前で待つことになります。
順番が来たら、審査官の前に進み、パスポート、記入済みの入国カード、他にビザ等あれば一緒に提出します。
一般的に質問内容は、滞在目的や期間、宿泊予定のホテルなどを聞いてきます。
稀に所持品の内容や量(酒やたばこ等)を聞くこともあります。
審査官は列に並ぶ人たちの挙動も見ていると言われます。挙動不審者には事前に目をつけているようです。
家族の場合は1グループとして一緒に審査を受けることができるのが一般的です。
カップルでもフィアンセと言えば一緒に審査が可能になる可能性が高くなるようです。
審査官によっては、質問をされないといったケースも稀にあるようです。
その後、顔写真や指紋などを取られることもあります。
尚入国審査で使われる簡単な英会話のフレーズを説明しているサイトがありますので確認してみてください。
出典元:ECCフォリラン
URL:https://foreignlang.ecc.co.jp/learn/l00007/ (25/05/2020)
問題なければ最後にパスポートに入国許可のスタンプを押して、入国カードの半券とパスポートを返してくれます。
入国カードの半券は税関で渡すことになりますので、紛失しないようにしましょう。
手荷物受取所(Baggage claim)
入国審査を無事通過したら、次は手荷物受取所(Baggage claim)に向かいます。Baggage claimエリアには数本のベルトコンベアが並び、それぞれにディスプレイがあって、便名が表示されています。
自分が乗ってきた便名の表示のあるコンベアの前で、荷物が流れてくるのを待つ事になりますが、流れ始まるまでに若干時間がかかることもあります。
流れてきた荷物は、似たようなスーツケースや全く同じバッグとかもありますので必ず手元の預け証の番号と照合して間違いないことを確認しましょう。
万が一手荷物が出てこなかったり、あるいは間違えていた時などすぐにサービスカウンターに申し出て対応してもらいましょう。
Baggage claimで注意すべきことは、手荷物の間違いです。他に機内荷物とか貴重品とか足元などに置いていて、盗まれるといったことも稀に起こるようですから、くれぐれも自分の持ち物の管理には注意しましょう。
税関(Customs)
税関は各国にあり出国の際にも通りますが、入国の際手荷物をピックアップ後にも必ず通過する必要のあるのが税関です。
税関では、手荷物や土産品等免税の範囲、輸出入禁止物品の持ち込み有無の確認等の手続きを行っています。
国により免税の範囲や禁止物品等の違いもありますので、事前に訪問国の税関手続を調べておきましょう。
税関ではすべての人の荷物を確認することは物理的にも無理があるようで、多くの空港でランダムに検査するといった状況にあるようです。
特に大きな荷物や大量の荷物を持っていたり、挙動不審などがあると検査をされる確率が高くなります。
入国カードの半券を税関担当者に渡して税関を通過します。
税関を通過した後は、いよいよ空港の到着ロビーに入ることになります。
空港到着ロビー
税関通過後出口に向かってドアを通過すると、空港到着ロビーになります。
迎えの方がいる場合には、この出口周辺に名前を書いたボード等を掲げて待っている人を探します。
到着ロビーには多くの迎えの方が、同じようにボードを掲げてアピールしていますが落ち着いて探せばすぐに出会えるでしょう。(迎えの方も探してくれていますから)
迎えの方がいない場合には、公共交通(市内バスや電車等)あるいは空港タクシー等で市内移動等目的地への移動が必要になるでしょう。
事前に現地空港から目的地までのルートや料金等を調べておきましょう。
空港によってはタクシーチケットや電車も乗車前の購入が必要になるケースがありますので、こちらも事前に確認しておきましょう。
又レンタカーを予定されている方は空港内や周辺にレンタカー会社の出先がありますので、容易に確認ができると思います。
現地のレンタカーの予約を自分で調べるのはなかなか面倒なものですね。
レンタカー会社は多くありますが、インターネット上には世界規模のレンタカー会社
の一括検索・比較ができるサイトがあります。
一括検索・比較サービスを活用すると日本に居ながらにして、国内はもとより海外の
どの地域に行く計画であっても、簡単に条件等の比較をしながら、質の良い、格安の
レンタカーを手配することが可能です。
又出発前にレンタカーの予約を忘れた場合でも、現地到着後当日の状況を確認するこ
とも、あるいはレンタカー契約することも可能になるでしょう。
海外レンタカー一括検索・比較サイトはこちら
あとがき
海外旅行は空港や飛行機、現地到着後の行動等、初めてでは戸惑うことも多く、又回数を重ねてもなかなかスマートにいかないという方が多いのではないでしょうか。
海外旅行初心者にもできるだけわかりやすくなるように、日本での計画の段階から現地入国までを書かせていただきました。
海外旅行を楽しいものにするための不安解消の材料として、活用いただけましたらとてもうれしいです。
最後まで読んでいただきましてありがとうございます。